よくある質問

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太陽光発電について、よくある質問をまとめてみました。


・太陽熱温水器とはどう違うの?

太陽光発電よりも相当前から実用化され、相当数の家庭に導入されている「太陽熱温水器」は、屋根に直接水を送り太陽の熱で温めて風呂、給湯等に使用するものです。
一方太陽光発電は、一般家庭で様々に使用されている電気を屋根上で直接生み出します。一般 家電製品の全てでその電気をお使いになれます。その場で使い切れずに余った電力は電力会社側に逆流して売電することが出来ます。

・太陽電池には電気を貯められるの?
太陽光発電は、太陽電池を屋根などに取付けて行いますが、「電池」といっても直流の電気を送り出すことが出来るという意味合いで電池という言葉を使っているので、そのものに電気を貯める機能はありません。作った電気はその場で使うか、電力会社に売電することになります。
近年各社ではオプションとして蓄電池を提供しています。太陽光発電と連係して、停電時の電源として使用することが可能となっています。


・設置工事で屋根は痛まないの?

太陽電池モジュールは金属枠と強化ガラスで補強した頑丈なものですが、それだけにある程度の重量 感のあるものになっています。メーカによっても異なりますが大凡1平方メートルあたり10~20kg程度の重量 となりますが、広範囲に負荷を分散しており屋根に負担をかけるほどには至りません。逆に設置により支障が出るような屋根は太陽電池を設置する以前の問題があります。

各メーカが標準で用意している設置治具も、「確実な作業がなされていれば」屋根への負担や防水性にも対応出来るものとなっております。メーカが想定していますクオリティの作業は当然として、経験豊富な施工のプロが最適かつスッキリとした見栄えに仕上げます。


・太陽電池を製造する時に、結構エネルギーを使っていると聞きました。それでは環境には貢献していないのでは?

太陽電池を製造する際は、いくつかの方法は有りますがいずれも高温で材料を熱する工程が有ることには変わり有りません。
その時に使用するエネルギーは、様々な条件は有りますが5年程度で回収出来ますし、太陽電池はその後10数年またそれ以上の長期間十分な効率で稼動出来るものです。


・夜には発電しないのであれば、環境への貢献も中途半端ではないですか?

太陽光発電は太陽の無い夜には当然ながら発電出来ません。その際はその時に発電されている他の発電方式(火力、原子力、水力)に頼らざるを得なくなります。
但し、太陽光発電の良いところは、「電気代がピークの時間に最も発電する」ことなのです。

電気を使用している所は家庭だけでは有りません。家庭とは比べものにならない程電気を使用している工場や、昼の暑い時に空調でエネルギーを浪費する事務所等により、1日の中で大きく電気使用量 は変化し、一般的に日中は消費が大きくなります。

太陽光発電は最も太陽が高い昼どきに多く発電します。もしその時あなたが家に居なくて太陽光で生み出された自宅の電気を使えなくても、その電気は電力会社の電線に流れていき、他の電気を使用する場所で使われます。
工場も家庭も電線や発電所を共有していますから、大きくみれば自宅の発電がそういったエネルギーを大量 消費する所で役に立っていることになります。これは十分に環境貢献していると言って良いでしょう。

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自然エネルギーのある生活へ